Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

錆びた錨と、消えぬ足跡

叩きつける冷たい雨。
重油の混じった海の匂い。
この港町で、
感傷に浸る時間は無い。かつて手に入れた大金も、
かつて信じた組織の鉄則(ルール)も、
すべては波間に消えた。
残ったのは、
胸に刻まれた消えない傷と、
あいつが最後に遺した、暗号めいた一言だけだ。「生き延びろ」その4文字が、
錆びついたク...

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遊園地の廃墟

錆びついた鉄骨が、夜風に吹かれて低く軋む
かつて子供たちの歓声で満ちていた場所は
今や、月光だけが静かに降り積もる記憶の墓場だ
俺は一人、塗装のはげたベンチに腰を下ろす足元で、破れたチケットの切れ端が風に舞った
あいつとここで、未来なんて不確かなものを語り合った
メリーゴーランドの木馬たちは、動くあ...

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月光の埠頭

台風が去った後の埠頭は、ひどく静かだった
ちぎれた雲の隙間から、冷たい月光が零れ落ちる
海面は黒いインクのように凝固し
錆びついたボラードが、誰かの墓標のように佇んでいたコートの襟を立て、煙草に火をつける
紫煙は月明かりに溶け、すぐに消えた
ここにはもう、誰もいない
あいつが残した、かすかな香水の残...

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雑音(ノイズ)とブルース

外は暴風雨、世界が引き裂かれる夜
停電の闇の中、机の隅でそいつが這いつくばっている
埃を被った真空管、傷だらけのプラスチック
指先でダイヤルを回せば、骨董品がかすかに震えたザー、ザー、と砂嵐の音が部屋に満ちる
台風の咆哮に負けじと、奴は必死に声を絞り出す
途切れ途切れに流れてきたのは
いつかどこかで...

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濁流のブルース

窓を叩きつける硝子(ガラス)の雨
街灯がひとつ、水たまりに溶ける
バーボンを煽り、煙草(タバコ)に火をつけば
くたびれたブルースが、俺の背中を撫でた奴は静かに、しかし確実にやってきた
風は軋(きし)み、夜の輪郭を削り取っていく
外では台風が、すべてを吹き飛ばそうと牙を剥く
だが、俺の心は微塵(みじん...

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