Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



剥製

綺麗事の皮を剥げば
そこにあるのは、ただの肉塊だ
正義だの、愛だの、明日への希望だの
食い飽きた安物のガムのように
味のしない言葉を吐き捨てて、俺は歩く誰かに理解されたいと願うのは
鏡の中にまで他人を探す病だ
孤独が重いなら、その重みごと背負えばいい
逃げ出すための言い訳を練るくらいなら
黙ってその...

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垂直の不条理

世界には二種類の石しかない。
誰かの頭を砕く石か、誰かの沈黙を支える石かだ。目の前の壁は、後者だった。
垂直に切り立った巨大な沈黙。
人間どもはそこに額を押し当て、
「不在」という名の神に向かって熱烈に語りかけている。
だが、返ってくるのはいつも、自分自身の吐息の熱だけだ。俺は最後の一本の煙草に火を...

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承認の餓鬼道

鏡の中のお前は、もうお前じゃない
切り取られ、加工され、虚飾という名の
厚化粧を施された、ただの「記号」だ
「いいね」の数で魂を切り売りし
誰かの指先の気まぐれに、一喜一憂する我執の檻は、透明だ
お前自身がスマホという名の鎖を握り
自分を「自分」という牢獄に閉じ込めている
賞賛を食らえば食らうほど
...

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歪んだ回路

その欲望は、もはやお前の肉体を超えている
神経を焼くノイズ
増設されたチップが刻む、異常な鼓動
お前が求めているのは「生」ではなく
ただの「加速」だ金、支配、あるいは永遠。
それらはデジタルな残像(ホログラム)
触れようとすれば、指は虚空をすり抜ける
お前は自分を神だと思い込んでいるが
実際は、巨大...

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真実の月

お前が追い求めたその熱は
陽炎(かげろう)のようにただ揺れているだけだ
握りしめた拳の中には
最初から、一粒の塵も入ってはいない欲望とは、底の抜けた器に
海水を注ぎ続けるようなもの
飲めば飲むほど喉は渇き
心は焦土へと変わっていく辿り着いたその場所は、頂上ではない
ただの「執着」という名の行き止まり...

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