Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

寄生虫のブルース

夜の帳が下りる街
奴らは画面の暗がりに蠢(うごめ)く
他人が血を流し、削り出した言葉の城
そこに群がる、名もなきハイエナどもプライドはとっくにドブに捨てた
額に汗することを知らぬ指先が
他人の果実をかすめ取ろうと
浅ましい罠を仕掛けている「簡単に稼げる」
「自動で増える」
吐き出すセリフはどれも安物...

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共喰いの摩天楼

欲望と絶望が交差する都会の暗部に巣食う、情報商材と偽りのカウンセリング。人の弱さに寄生する者たちの裏側
ネオンの光が、ドブ川の油膜に反射して濁る。
この街の夜は、寂しさと焦燥感を餌に動いている。「あなただけの成功法則」
「3か月で生まれ変わるマインドセット」
スマホの画面に躍る、安っぽい奇跡の安売り...

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真夏の陽炎 最終

あかるい雲が 青い山脈のうえに湧きあがり
林のなかの径は 木漏れ日の斑(まだら)に濡れてゐる
風はどこかで 小さなオルゴールを鳴らすやうに
乾いたひかりの葉を ひそかに揺らしてゐるのだったあすこの地平に 揺らめく水のまぼろし
それは僕が いつか置き忘れてきた日々のやうに
ひとつの歌が 熱い大気に燃え...

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真夏の陽炎

草のうえには あかるい真昼のしづけさが満ち
だれもゐない径(みち)を 光だけが歩いてゐる
風はどこかで 微睡(まどろ)む梢にわすれられ
青い空のすそを ひそかに揺らしてゐるのだったあすこに見えるのは 揺らめく水のまぼろし
ゆきすぎる季節の うすいリボンのやうに
ひとつの名前が 白く燃えつきては
かす...

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胸の奥の、苦い灰

他人に背を向け、アスファルトに孤影を這わせて歩く。
だが、一歩進むたびに、その灰が風に舞うように胸の内で暴れ、
シワの寄ったシャツの向こう側で、俺の呼吸をじわじわと熱くする。
だが、俺の足が止まることはない。
この程度の煙たさで、ヤワな生き方は、とうに捨ててきたからだ。
歩き続けることだけが、俺の唯...

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