Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

月明りの酒場とサックス

窓ガラスを叩くのは、雨か、それとも名残の風か。
琥珀色のグラスに沈む氷が、音もなく溶ける。店の隅、ジュークボックスが息を吐く。
デュークのピアノが静かに夜の扉を開き、
そして、コルトレーンのテナーが低く泣く。
『In a Sentimental Mood』。音の波が煙草の煙を切り裂いていく。
感傷(...

>> 続きを読む


小さな日傘をひろげるように

今日だけは、すこし歩みをゆるめて、
あなたの心に、小さな日傘をひろげましょう。がんばることは、おやすみしていいのです。
雲が流れるのを、ただ眺めるように、
風が頬をなでるのを、ただ感じるように、
あなたの時間を、あなたのためだけに使いましょう。完璧でなくて、いい。
進まなくても、いい。
今日をただ、...

>> 続きを読む


追憶の駅

雪はしんしんと 古い硝子窓に降りつもり
汽車はただ 独りきりの私をのせて走る
いまも耳の奥にのこる あの哀しげな汽笛は
失はれた昭和の 夜のまぼろしだつたらうか眼を閉じれば そこはいつでも夢の国
あなたは昔のままの やさしい姿で佇み
何も言わずに 私の手を握りしめてくれる
そのぬくもりだけが いまの...

>> 続きを読む


夢のなかの乗客

遠い雪の夜の 底からひびく汽笛の音(ね)は
まるで私をよぶ あなたの声のやうに切ない
私はひとり 青い寝台のくらがりのなかで
あたたかい幻につつまれるやうに 眼を閉ぢるガタゴトと震える 昭和の夜汽車のまどわく
窓のそとは はげしい白のあらしだつたらうか
けれど夢のなかで あなたはしづかに微笑み
私の...

>> 続きを読む


雪の夜の挽歌

汽笛がひとつ 暗い雪のなかに消えてゆく
それはもう 二度ともどらない昭和の夜
私はひとり 青い寝台(ベット)に身を横たへ
窓をたたく 白いまたたきを見つめてゐる凍てついた硝子窓のむこう また一つ
名もない駅のともしびが 遠ざかつてゆく
あのあかりのしたに かつて私の愛した
やさしい日々の 幻が佇んで...

>> 続きを読む





Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.