Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

若き兵士の死と、知識人の引き裂かれた魂

「立て、祖国のために!」
私が書いたあの熱い告発の書が、
人道の勝利を、新しい世界を約束したあの言葉が、
この若者を、地獄の戦場へと駆り立てたのだ。見よ、泥濘(泥)にまみれて横たわる、その若き肉体を。
まだ髭も薄いその頬は、凍てつく大気の中で白磁へと変わり、
未来を夢見たはずの双眸は、硝煙の空を虚ろ...

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変わらない血

旗の色は変わり、玉座は粉砕された。
街の呼び名が変わり、新しい神が壇上に立った。
だが、この指先を流れる血の、
なんと変わらぬ暗さと、その鉄の匂いよ。祖父はツァーリの命(めい)でシベリアの雪を血に染め、
父は革命の due(正義)の名の下に同胞の胸を撃ち抜いた。
そして今、私は新しい正義の軍服を着て...

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革命前夜

ネヴァ川の水面は、暗澹たる闇に凍りつき、
冬宮の窓からは、贅沢な蝋燭の光が漏れ出す。
だが、パンを求める民の列は凍てつく路地に伸び、
その瞳には、すでに飢えを超えた「焔」が宿っていた。シベリアの流刑地から届く、乾いた咳の音。
秘密警察の靴音が、夜の静寂を乱暴に踏みにじる。
知識人(インテリゲンツィア...

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原罪のスタウログラム

白夜は遠く去り、
むせ返るような真夏の太陽が、
うだるアスファルトと泥を容赦なく照りつける。
その陰鬱な大気の底で、
一本の桜が、狂ったように花を開いていた。季節を知らぬ白き花弁。
それは神の慈悲か、それとも悪魔の嘲笑か。
道行く者は誰ひとり足を止めず、
ただ重い足取りで、罪の澱(おり)のような影を...

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確かな光のなかに

私たちは並んで あの夕月を見上げてゐた
季節外れの 寂れた宿の窓辺辺(まどべ)から
かすかな硫黄の匂ひと 微かな星のまたたき
おまえの横顔は その光のなかに確かにあつた大勢のなかにゐても 私たちは独りだつた
けれどその孤独は 少しも寂しくはなかつた
おまえの息づかいが 夜の闇の深さに溶けて
二人の沈...

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