奈落の淵のドゥーシャ2
- カテゴリ: 日記
- 2026/08/22 10:54:19
Ⅱ. 艱難辛苦のどん底病は囁く、「お前の肉体はすでに朽ち果てた」と
貧しさは嘲笑う、「お前には明日を買い支える金も、価値もない」と
人間としての尊厳は、泥にまみれたボロ布のように踏みにじられ
運命という名の巨大な車輪が、容赦なくその背中を轢いてゆく昨日まで抱いていた微かな夢は、薬瓶の底に沈み
明日の...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
Ⅱ. 艱難辛苦のどん底病は囁く、「お前の肉体はすでに朽ち果てた」と
貧しさは嘲笑う、「お前には明日を買い支える金も、価値もない」と
人間としての尊厳は、泥にまみれたボロ布のように踏みにじられ
運命という名の巨大な車輪が、容赦なくその背中を轢いてゆく昨日まで抱いていた微かな夢は、薬瓶の底に沈み
明日の...
それは 何処か遠い世界の物語だらうか
風が 碧い草の海を平穏に渡つて
私の記憶の 遙かな隅を揺さぶる
夜はまだ 躊躇ひながら降りて来たばかりなのにご覧 あんなに巨大な そしてあんなに紅い月が
静かに 静かに 丘の彼方から昇つて来る
私たちは唯 黙して 並んで立つてゐよう
草の葉が 密やかに囁き合ふの...
激しい雨が、
オーヴェルの古い石畳を叩いていた。
濡れた街路灯の明かりが、
足元で粉々に砕けた硝子(ガラス)のように
鈍く光り返す。襟を立てたコートの男──、
行き先のない旅人が、
場違いな足音を響かせて歩いていた。
この街の泥は、
過去の記憶と同じように
靴底にまとわりついて離れない。場末の酒場の...
見上げる空には
容赦のない、巨大な陽輪
逃げ場のない熱砂が
皮膚をじりじりと焼き焦がすあの日、すべてを奪い去った
轟音と濁流、あるいは燃え盛る炎
あの「災害」の記憶が
陽炎の向こうから、また俺を値踏みしにやってくる記憶との死闘忘却という甘えは
この焼け付く渇きが許さない
背中に滴る汗は
あの日流せな...
優しさなど、硝子の鎧(よろい)にすぎない
突き出す拳(こぶし)に
躊躇(ためらい)は二度と宿らせない夜の静寂(しじま)が俺を責め立てようとも
この胸の渇きだけが
俺が生きている証(あかし)だ
他人の涙に惑わされるな
お前が流すべきは、血と、一筋の汗だけだ