Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

硝子越しの夜

氷の溶ける音が、この部屋で唯一の会話だ
磨りガラスの向こう側
街はネオンの返り血を浴びて
黙り込んだまま 息を潜めている背中を預けた壁は、どこまでも冷たく
昨日の嘘も、明日の絶望も
吸い殻と一緒に 灰皿へ押し潰した孤独とは、誰にも邪魔されない特権だ
傷口を舐める必要はない
ただ 乾くのを待てばいい愛...

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独り

午前3時の氷が溶ける音を聞く。
スコッチはまだ半分、
愛も夢も、冷蔵庫の中で凍りついている。電話は鳴らない。
それが今の俺の、もっとも贅沢な報酬だ。
タバコの煙が天井のシミに吸い込まれる。
昨日の借り、明日の約束。
そんなものは、この街の雨がすべて洗い流していった。鏡に映った男は、
少し疲れているが...

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星のしじまへ

森は ついに 一滴の 露になり
きみの 面影も 淡く にじむ
ぼくの てのひらの 温もりも
いまは 冷ややかな 銀の砂梢(こずえ)を わたる 微かな 歌
それは 夜が ひらく ため息
みどりの 夢も 遠い 約束も
しずかな 青の なかに とけるだれも いない 空の ほとり
星が ひとつ またたく た...

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追憶の森

森は ひそかに ひかりを ぬぎ
あわい 霧の なかに 紛れる
きみの わらい声は いまはもう
風が さらう 音のない 楽譜しずかに ゆれる 梢(こずえ)のむこう
きみの 細い 指さきの ゆくえ
みどりの 波間を さまよいながら
透きとおる 午後を 編んでいたなぜ いちどきに 消えてゆくのか
森と き...

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標本(しるし)の森

その森は ひかりの 震えのなか
硝子(がらす)のように 透きとおる
梢(こずえ)の うたう 古い歌も
いまは 風の わすれものみどりの 翳(かげ)は うすれゆき
パレットを こぼれた 淡い青
樹々(きぎ)は やさしい まぼろしに
そっと 輪郭を ゆだねてゆくあとに のこるは なにだろう
一羽の 鳥の...

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