Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

静寂の領分(アウトロ)

乾いた靴音が、夜霧の向こうへ遠ざかる
引きつった呼吸と、情けない言い訳の残響が
街灯の鈍い光に 溶けて消えていくようやく、世界がまともな静けさを取り戻したあいつが置いていった 安っぽい言葉の塵を
夜風が冷酷に、きれいに掃き清めていく
何も残らない。
最初から、そこには何の意味もなかったのだからジッポ...

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饒舌な弾丸(口先だけのステップ)

カウンターの端で、お前はまた喋り出す
安物のウイスキーに、これ見よがしの理屈を混ぜて
世界がいかに間違っているか
俺の生き方が いかに非効率であるかをお前の言葉は、装填された弾丸のようだ
だが引き金を引く指は、いつも震えている
傷つくのが怖いから 先に噛みつき
見捨てられるのが怖いから 煙に巻く「デ...

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寂れた温泉宿から3

まだ明けない東の、薄桃色のひかりのなか
岩場を包む朝霧は、ただ白く、どこまでも深く
すべての音を吸ひこんで、世界はしづまりかへる
私の胸の、行き場のないかなしみのやうに人工の湖は、冷ややかに、ただ眠りをつづけ
波ひとつ立てず、目覚めぬ夢を宿してゐる
だれも私を呼ばない、だれもここには来ない
この圧倒...

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サマータイム3

ネオンの灯が雨の舗道に溶け、歪んだ水たまりを作っている。
場末の飲み屋街。
錆びついた看板が、風に揺れて軋む音だけが響いていた。場違いなほどに、色気のあるサックスの音が聴こえる。
シドニー・ベシェの「サマータイム」。
むせび泣くようなヴィブラートが、湿った夜気を切り裂いていく。一軒のバーのドアを押し...

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サマータイム2

カウンターの氷が、不協和音を立てて小さく砕けた。
バーボンはもういい。
喉が求めているのは、もっと冷徹で、容赦のない冷気だ。差し出されたのは、水滴を纏ったジン・アンド・トニック。
ライムの鋭い青さが、濁った空気を一瞬だけ切り裂く。
グラスをあおると、ジンの苦味と冷気が、熱に犯された脳髄を直接突き刺し...

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