Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

連作詩『月よりの使者』

I. 青い手紙銀色の馬車が 夜の梢をすぎてゆく
誰も気づかない しづかな時刻(とき)に
窓をひらいて待つてゐる 僕のために
見知らぬ國の あおい手紙をたづさへてそれは君の まだ知らない物語
透明な記憶の底に 沈んでゐたもの
使者はそつと 机のうえにそれを置き
冷たい指先で 僕のまぶたを閉ぢてゆくあし...

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月よりの使者 1

かすかな青いひかりをあつめて
しづかに 夜の窓辺に降りたつものがある
それは遠い記憶のやうに
誰も知らない言葉を運んでくる君が昼のあいだに忘れてゐた
ちひさなため息や 傷ついてゐたこと
それらをすべて やさしい影につつみ
冷たい銀の指先で そつと撫でてくれる「ねむりなさい」と声がする
風の吹かない部...

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月よりの使者

どこからか届いたかすかな便りのように
今夜、私の窓辺に銀色の光が降りてくる
それは遠い、誰も知らない国からの
冷ややかな、けれど優しい眼差し。あなたは静かに夜の底を歩いてきた
青い星たちのあわい影をあつめて
その薄い外套の裾からは
葡萄の香りのような、古い記憶がこぼれる。「忘れてしまったのか」と
風...

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破壊の月

I. 宿命(おとづれ)青い夜の底から、しづかに、
ひとつの、冷たい火がのぼる。
それは、僕たちの古い家を、
そのやさしい影ごと、焼きつくすために。あゝ、あれは僕の夢を喰ふ月。
銀の、するどい、あやしい刃。
見なれた窓も、ひそやかな庭も、
みな透きとほる灰に、かへってゆく。さよなら、僕が愛した小さなも...

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言語的重力の消失

Ⅰ. 緒論:言語的重力(Linguistic Gravity)の定義とその喪失言語とは、単なる情報の伝達媒体ではない。それは主体の内面を引き裂き、存在の深淵を凝視するための「精神の重石(おもし)」であった。その自意識の泥濘を言葉によって削り出し、張り詰めた静寂を詩行として結晶化させた時代、言葉には確...

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