消費される墓碑:読了スタンプラリーの死霊最終
- カテゴリ: 小説/詩
- 2026/09/16 21:18:05
第一部:積読の回転木馬(メリーゴーランド)一冊の深淵に耐えかねて
お前はすぐに次の玩具(オモチャ)へ手を伸ばす
頁(ページ)の重みを知らぬ指先が
流行の表紙を、ただ記号として消費してゆく味わうのではない、ただ通過するだけ。
お前の中を通り過ぎた言葉たちは
一滴の血にもならず、ただの排泄物として消える...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
第一部:積読の回転木馬(メリーゴーランド)一冊の深淵に耐えかねて
お前はすぐに次の玩具(オモチャ)へ手を伸ばす
頁(ページ)の重みを知らぬ指先が
流行の表紙を、ただ記号として消費してゆく味わうのではない、ただ通過するだけ。
お前の中を通り過ぎた言葉たちは
一滴の血にもならず、ただの排泄物として消える...
第三部:未開封の墓碑銘五百頁の迷宮を通り抜けたと誇る人よ
お前が持ち帰ったのは、一握の砂にすぎない
著者が仕掛けた狂気の罠に
お前は記号という名の、安価なラベルを貼り付ける世界を要約した気になっているお前を
世界は最初から、一文字も読んでいない
お前の長文は、誰にも届かない手紙
自己愛という名の、密...
第二部:エコラリアの迷宮引用符(クォテーション)の壁で築かれた城
そこにはお前の言葉は一言もない
衒学という名の、借り物のマントを引きずり
文字の墓場で、他人の幽霊とワルツを踊る「私は理解した」と叫ぶその声は
虚無の壁に跳ね返る、ただの木霊(エコー)
深淵を覗いているのではない
深淵の前に立ち、髪型...
第一部:無塵室の剥製師(はくせいし)巨匠の骸(むくろ)を解剖台に載せ
お前は錆びたメスを自慢げに掲げる
インクの匂いに酔い痴(し)れながら
他人の血で、己の貧血の顔を赤く染めようと試みる書かれた言葉は、お前を映す鏡ではない
お前がそこに投げかける肥大した影だ
頁(ページ)をめくる指先は、思考ではなく...
第三部:棚卸しされる自己愛本棚を背景に自撮りをする道化よ
お前が並べているのは、背表紙ではなく、己の虚栄だ
一冊を愛し抜く知力を持たぬ者が
数だけを競うスタンプラリーの、なんと滑稽なことか画面をスクロールすれば、お前の感想は一瞬で流れてゆく
後に残るのは、消費され尽くした本の死骸と
何も変わらない、...