うつくしい嘘のために
- カテゴリ: 小説/詩
- 2026/09/10 21:09:47
偽善のなかに息をひきとる街の
ひそやかな、あまりにひそやかな崩壊。
窓をひらけば、うつくしい嘘の雲が
あんなにしろく、流れてゆく。さよならを告げる小鳥たちさえ
きまった身ぶりの、きまった歌をうたい
私たちは、たがいのやさしさに甘えながら
しずかに、なにかを毀(こわ)している。(それなのに、なぜだろう...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
偽善のなかに息をひきとる街の
ひそやかな、あまりにひそやかな崩壊。
窓をひらけば、うつくしい嘘の雲が
あんなにしろく、流れてゆく。さよならを告げる小鳥たちさえ
きまった身ぶりの、きまった歌をうたい
私たちは、たがいのやさしさに甘えながら
しずかに、なにかを毀(こわ)している。(それなのに、なぜだろう...
……ああ、ごめんなさい。また、あなたを不愉快にさせるような、くだらない男の繰り言を並べてしまいましたね。
ルッキズムがどうだの、読書感想文の輩がどうだの、そんな世間の泥溝(どぶ)をかき回しては、一人で悦に入っている。私は本当に、救いようのない業の深い男です。 けれどもね...
ねえ、笑ってやってください。
私は先日、街の大きな本屋で、いま流行りの「外見至上主義(ルッキズム)を批判する」とかいう小綺麗な新書をめくってみたのです。そこには、容姿で人を判断するのは前時代的だの、ありのままの個性を愛せだの、いかにもお行儀の良い正論が、まるで仕立ておろしの制服みたいに整然と並んで...
ねえ、笑ってやってください。
私は今日、道端で倒れかかっているお婆さんを見かけて、とっさに助け起こそうとしたのです。けれどね、その瞬間に私の脳裏をよぎったのは、あのみすぼらしいスマートフォンと、青い鳥のマークの画面でした。
「これを今、誰かに写真に撮ってもらって、『今日、良いことをした』と呟けば、...
ねえ、あなたも薄々、気がついているのでしょう?
この「社会」なんて大層な名前のついたお行儀の良い仕組みが、実はとっくに、中身のないガラガラの手落ち袋みたいになっているってことに。 みんな、壊したがっているんですよ。
口では「平和」だの「幸福」だの、まるで仕立ておろしの綺麗な着物みたいな言葉を並べ...