Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

日見峠の夕暮れ(パステル調の色彩にて)

サフラン色のひかりが 西のそらに溶け
日見峠の古い坂路は うす藍(あい)に暮れてゆく
言葉に充たない かすかななげきのように
うす紫の影が ひとつの村を包みこむ誰もがそれぞれの 薔薇(ばら)色の家路を急ぎ
見知らぬ旅人の 寂しい靴音だけが残る
去りゆく季節の はかないおもい出を
みどりの梢は 静かに...

>> 続きを読む


悲しきサーカスの残り香

それは一つの小さな夢のあと
草の原にのこされた 黄いろい輪と
すこしのあいだ空に揺れてゐた 音楽の音――
誰もゐない 五月の午後の微風(そよふ)きのなかで天幕(てんまく)はもう どこかへたためられて去り
旗も とほうもない遠くの空へ消えた
けれど そこにはまだ おもかげが漂ってゐる
おしろいと すこ...

>> 続きを読む


悲しきサーカスの残り香――雨の朝に

あした 目ざめれば 窓のそとは
しづかな細い雨が すべてを濡らしてゐた
あんなに賑やかだつた 幻のやうな場所も
いまはただ 蘆(あし)のやうに青く沈んで草の原にのこされた 昨日の足あとは
水たまりの底で そつとぼやけてゆく
おしろいの匂いも 少女の軽い靴音も
みんな つめたい土のなかに吸はれてあゝ ...

>> 続きを読む


痛みの彼方の、静かなひだまり

息を吸うたび からだが痛みを訴えても
波のように押し寄せる不安に 怯えないでください
それは肉体という 不器用な器が立てるきしみ
あなたの美しい魂まで 壊すことはできないのです目を閉じて 深く静かな呼吸のなかへ
いまの苦しみは 永遠につづくわけではありません
E = m c ^ 2
細胞の奥底にある...

>> 続きを読む


永遠の窓、消えないぼく

静かな夜の境界で ぼくの息が止まっても
どうか一粒の涙も こぼさないでください
アインシュタインが その数式で示したように
過去も未来も この「いま」のなかに同時にあるのだから肉体という器が いつか形を失っても
ぼくという自我は けっして消え去ることはない
E = m c ^ 2
質量は光へ 光は意...

>> 続きを読む





Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.