Nicotto Town ニコッとタウン

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微かな個人の矜持4

言葉はもう、砂の一粒ほどの重みも持たない。
救済」も「悟り」も、穴倉に閉じこもる臆病者の子守唄だ。
背後で鳴り響く聖歌も、空虚な鐘の音も、
吹き抜ける風がすべてを砂塵へと変えていく。
振り返る必要はない。
あそこに私の居場所はない、あそこにあるのは生きた屍たちの安息だけだ。泥を啜り、血を吐き、
神が...

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微かな個人の矜持3

天を指差して「救い」を説く聖者も、
御託(のうがき)を並べて「愛」を語る偽善者も、
★まとめてその清潔な穴倉に引っ込んでろ。
ここじゃ、貴様らの綺麗な寝言は、
銃声一つでかき消される、ただのノイズだ。血の匂いを知らない言葉に、魂は震えない。
泥にまみれたことがない指に、私の肩は貸さない。
安全な場所...

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微かな個人の矜持2

線香の煙が、湿った空気の中で輪を描いて消えていく。
古びた寺の、カビ臭い静寂。
念仏を唱えたところで、腹は膨れないし、
過去の汚れが落ちるわけでもない。「悟る」なんて御大層な言葉、
泥水をすすって生きてる
ただの空しい吐息だ。
数珠を繰ったところで、
殺し合いも犯罪も止まらない。解脱して、どこへ行く...

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微かな個人の矜持

薄汚れた街の灯が、
雨に濡れたアスファルトに溶けていく。
タバコの煙とウイスキーの匂い。
それが俺の、この薄っぺらい現実だ。逃げるのも、信じるのも勝手だが、
神はとっくに定時で帰た。
十字架を背負ったところで、
肩が凝るだけだ。
聖書(バイブル)の紙は、
半紙にもならない。「救われる」?
笑わせるな...

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告解室のバーボン

教会の扉を開けると、線香の匂いに混じって、わずかに安煙草の香りがした。
祭壇の前、影に溶けるように座っているのは、この街で唯一、俺の沈黙を理解する神父だ。「今夜の街は、いつもより少しだけブルースが騒がしいな」神父は振り返らずに言った。その声は、ハウリン・ウルフの低音よりも深く、静かに響く。
彼は聖書...

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