風と窓のうた
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/09/20 08:40:36
秋のひかりは なぜこんなに冷たく
しろい窓枠をたたくだろう
梢にとまった一羽の小鳥が
ちいさく啼いて 飛び去ってゆく
しろい窓枠をたたくだろう
梢にとまった一羽の小鳥が
ちいさく啼いて 飛び去ってゆく
それはかつて 私たちが交わした
とりとめのない約束のよう
かすかな羽音のなごりのなかに
ただ哀愁だけをのこしていく
とりとめのない約束のよう
かすかな羽音のなごりのなかに
ただ哀愁だけをのこしていく
風はそよそよと 草の海をわたり
見えない旅人のように通りすぎる
あゝ 過ぎ去った美しい季節は
二度とこの部屋へは戻らない
見えない旅人のように通りすぎる
あゝ 過ぎ去った美しい季節は
二度とこの部屋へは戻らない
夕闇がしずかに窓を閉ざすとき
小鳥のうたった切ない調べが
私のこころの いちばん深い場所に
ひとつの影として いつまでも眠る
小鳥のうたった切ない調べが
私のこころの いちばん深い場所に
ひとつの影として いつまでも眠る


























