想いで——東方の浜に寄せて2
- カテゴリ:自作小説
- 2026/08/26 10:15:53
それは 黄昏の薄紫の影から
三日月の細い刃が 天空を切り裂く時
潮騒に紛れて 静かに零れ落ちる
星の欠片を 砂丘に探す旅人のように
三日月の細い刃が 天空を切り裂く時
潮騒に紛れて 静かに零れ落ちる
星の欠片を 砂丘に探す旅人のように
東方の浜辺には 冷ややかな風が吹き
波頭は銀色の光を纏って 砕け散る
僕はただ独り 夜の始まりに立ち尽くし
お前と見上げた 遠い夜空の記憶を辿る
波頭は銀色の光を纏って 砕け散る
僕はただ独り 夜の始まりに立ち尽くし
お前と見上げた 遠い夜空の記憶を辿る
欠けた月は 去り行く季節の面影
砂に埋もれた星屑は 叶わぬ約束の残骸
僕の胸の隙間を 寂寞の影が満たしていく
砂に埋もれた星屑は 叶わぬ約束の残骸
僕の胸の隙間を 寂寞の影が満たしていく
それでも波は寄せ 夜は深く更けるだろう
あの清冽な 東方の星空の輝きを
もう一度だけ この掌に救い上げるために……
あの清冽な 東方の星空の輝きを
もう一度だけ この掌に救い上げるために……




























