Nicotto Town ニコッとタウン

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灼熱の十字路


陽炎がアスファルトの境界を歪めている
ここは、誰もが何かを求め、誰もが何かを失う場所
四方に伸びる乾いた道は、どこへ行っても同じ荒野へと続く。
差し出す手も、交わす視線も、
この容赦のない熱砂の風がすべてを灰に変えていく
だから、他人の言葉にも、己の決意にさえも、もう期待はしない。
信じることは、渇きを早めるだけの罠だ
頼るべきは、陽を浴びて熱を帯びた、この冷徹な肉体だけ
誰も信じないからこそ、この足はどこへでも進める。
蜃気楼の向こうで、誰かが道標を指し示している
だが、俺はそいつを鼻で笑い、ただ一歩を踏み出す
選ぶのではない、ただ、この焦熱を突き破るだけだ。
すべてを削ぎ落とした影が、路面に黒く刻まれる
何も持たず、何も望まない
この十字路は、俺が俺であるための、孤独な出発点だ。

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