悔恨の朝に
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/25 11:31:15
濁流のなかに消えてゆく あの人々の叫びが今も耳を離れない
伸ばされた手を 私は掴むことができなかった
ただ自分と 愛する家族の命をこの腕に抱きしめるだけで
伸ばされた手を 私は掴むことができなかった
ただ自分と 愛する家族の命をこの腕に抱きしめるだけで
背負いきれない後悔が 冷たい泥のように心に深く降り積もる
なぜ私はここに生き残り あの人たちは逝ってしまったのか
答えのない問いが 戦場のような街の静寂に響いている
なぜ私はここに生き残り あの人たちは逝ってしまったのか
答えのない問いが 戦場のような街の静寂に響いている
けれど 無情な夜の果てに 朝焼けはあまりにも美しくひらけ
生と死の境界を 等しくあかるい光で満たしてゆく
生き延びた私たちの震える肩を 包み込むように
生と死の境界を 等しくあかるい光で満たしてゆく
生き延びた私たちの震える肩を 包み込むように
この命がある限り 私はあの夜の痛みを忘れないだろう
去りゆく魂の安らかならんことを ただ遠い空に祈りながら
私はこの光のなかを 生きてゆかなければならない
去りゆく魂の安らかならんことを ただ遠い空に祈りながら
私はこの光のなかを 生きてゆかなければならない



























