Nicotto Town ニコッとタウン

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悔恨の朝に


濁流のなかに消えてゆく あの人々の叫びが今も耳を離れない
伸ばされた手を 私は掴むことができなかった
ただ自分と 愛する家族の命をこの腕に抱きしめるだけで
背負いきれない後悔が 冷たい泥のように心に深く降り積もる
なぜ私はここに生き残り あの人たちは逝ってしまったのか
答えのない問いが 戦場のような街の静寂に響いている
けれど 無情な夜の果てに 朝焼けはあまりにも美しくひらけ
生と死の境界を 等しくあかるい光で満たしてゆく
生き延びた私たちの震える肩を 包み込むように
この命がある限り 私はあの夜の痛みを忘れないだろう
去りゆく魂の安らかならんことを ただ遠い空に祈りながら
私はこの光のなかを 生きてゆかなければならない

#日記広場:小説/詩




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