高原の朝
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/17 12:15:14
しらかばの葉のすきまから こぼれる光
朝の霧は まだ浅いみどりの草を濡らし
ぼくが歩けば かすかな足おとのうしろから
冷たい風が 追いついては通りすぎてゆく
朝の霧は まだ浅いみどりの草を濡らし
ぼくが歩けば かすかな足おとのうしろから
冷たい風が 追いついては通りすぎてゆく
おまへと歩いた あの遠い夏の日のやうに
高原のすずらん(鈴蘭)が ひそかにひらいてゐる
その白い花びらの 小さなかたち(輪郭)のなかに
ぼくは失はれた時間の すべてを呼びもどす
高原のすずらん(鈴蘭)が ひそかにひらいてゐる
その白い花びらの 小さなかたち(輪郭)のなかに
ぼくは失はれた時間の すべてを呼びもどす
けれども もう耳をすますことはよさう
木々のあいだを渡ってゆく あおい風のなか
小鳥たちの歌だけが ぼくのなかに満ちてゆく
木々のあいだを渡ってゆく あおい風のなか
小鳥たちの歌だけが ぼくのなかに満ちてゆく
あかるい日ざしが やがて霧をさらってゆくやうに
ぼくのさびしさもまた ひかりに溶けるだらう
あたらしい一日の 透きとおる青空のしたで_
ぼくのさびしさもまた ひかりに溶けるだらう
あたらしい一日の 透きとおる青空のしたで_


























