魂の領域量子論寄せて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/09 22:32:00
風のゆくへをだれもしらない
それはひかりの粒子(つぶ)のように
くらい空欄(ヴォイド)をとびまはつてゐる
いつかおちつくべき場所をさがすやうに
それはひかりの粒子(つぶ)のように
くらい空欄(ヴォイド)をとびまはつてゐる
いつかおちつくべき場所をさがすやうに
おもひでの波長はかさなりあひ
もつれあふ けふの空の下で
ひとつの言葉は ふたつの状態(すがた)をもち
ここでありながら どこか遠くへもゆく
もつれあふ けふの空の下で
ひとつの言葉は ふたつの状態(すがた)をもち
ここでありながら どこか遠くへもゆく
あかい夕暮れの輪郭(りんかく)がにじむとき
わたしたちの魂はひらかれる
観測(しるす)ることさへも おぼつかなくて
ただ確かなのは そこにあるといふことだけ
わたしたちの魂はひらかれる
観測(しるす)ることさへも おぼつかなくて
ただ確かなのは そこにあるといふことだけ
ねえ ぼくらはどこへゆくのだろう
かたちをすてて うたのひびきとなる
それはみえない力でひかれあふ
ちいさな ちいさな 魂(たまひ)の領域
かたちをすてて うたのひびきとなる
それはみえない力でひかれあふ
ちいさな ちいさな 魂(たまひ)の領域

























