窓のなかの戦火、水に浮ぶともしび
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/03 06:17:19
小鳥らは いつしか樹々に眠りねど
雲はただ 遠き戦(たたかひ)の空へ急ぐ
かの國の あまたの傷をやはらげんと
月ひかり あはく硝煙の街を照らせり
雲はただ 遠き戦(たたかひ)の空へ急ぐ
かの國の あまたの傷をやはらげんと
月ひかり あはく硝煙の街を照らせり
窓をひらけば 夜風のなかに
ともしびの 水の面(も)をすべるが見ゆ
消えゆきし ひとつの命をあはれむごと
灯籠は くらく寂しき川を流れぬ
ともしびの 水の面(も)をすべるが見ゆ
消えゆきし ひとつの命をあはれむごと
灯籠は くらく寂しき川を流れぬ
お祭の ひびきは遠く遠のきて
生けるものと 死せるものとのあはひに
ただ うたひがたき祈りのみ残りたり
生けるものと 死せるものとのあはひに
ただ うたひがたき祈りのみ残りたり
私たちは はかなき夢をまもりつつ
すぎゆくものの 影をみつむるなり
冷たき水に 夜のともしびの消えゆくまで
すぎゆくものの 影をみつむるなり
冷たき水に 夜のともしびの消えゆくまで

























