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夜露の眼鏡橋


しづかに 夜のしづくが おりて来た
ふるい石のアーチの その肩に
かすかな 星のひかりを あつめて
水面(みなも)は くらい鏡のやうだ
だれもいない この橋のほとり
ぼんやりと ともる街燈のなかに
消えさつた むかしの足音が
いまも かすかに ひびいてゐる
あたたかい 夢のやうな あの日々は
どこへ いつてしまつたのだろう
かすみゆく 水のにおいのなかで
小さな まるい影を かさねあわせ
橋は ただ黙つて たつてゐる
つめたい 夜露に ぬれながら_

#日記広場:小説/詩




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