手帳に書き留めたい迷言6
- カテゴリ:日記
- 2026/05/27 09:00:33
幕の引き方と美学「主役の座を降りる時は、スポットライトが消えるのを待っちゃいけない。まだ拍手が鳴り響いているうちに、タバコに火をつけ、帽子を目深に被って、静かに楽屋の裏口から闇に消える。それが、ステージを汚さない唯一の方法だ」「引き際ってやつは、勝っている時にこそ決めるもんだ。ボロボロになって、何もかも失ってから退場するのは、ただの敗走さ。ポケットにまだいくらかのチップが残っているうちに、ディーラーに軽く目配せをして席を立つ。その未練の残し方にこそ、男の品格が出る」「引き際を誤った男ほど、見苦しいものはこの世にない。かつての栄光にしがみつき、錆びついた銃を握り直すくらいなら、潔く現役の看板を下ろし、次世代の若者に一番いい特等席を譲ってやるさ。バーの片隅で、静かにスコッチを転がしながらな」
執着の手放し方「戦いから退くことは、負けを認めることじゃない。自分の限界を知り、その限界さえも自分の愛すべき一部だと受け入れる、もっともタフな決断だ。握りしめた拳を開くのは、引き金を引くよりも、何倍もの腕力がいるんだぜ」「人生の引き際で、自分が残した功績の数を数え上げるな。どれだけ他人に覚えられているかじゃなく、どれだけ自分が自分の美学を裏切らずに全うできたか。去り行く背中が、すべてを語ってくれるはずさ」「『あいつは最高だった』なんて言葉は、墓場に持っていくには重すぎる。去る時はただ、『いい夢を見せてもらったよ』と、世界に向かって小さくグラスを掲げればいい。それだけで、長い夜は綺麗に完結するのさ」_


























