銀の弾丸とコンクリート
- カテゴリ:日記
- 2026/04/20 00:10:59
街灯がアスファルトに、湿った光の輪を落としている。
この街の月は、余計なものまで照らし出しすぎるのが欠点だ。
路地裏のゴミ溜めも、俺の飲み残した安い後悔も。
この街の月は、余計なものまで照らし出しすぎるのが欠点だ。
路地裏のゴミ溜めも、俺の飲み残した安い後悔も。
角を曲がれば、見慣れたバーの看板が、
不機嫌なダイオードを震わせて瞬いている。
追っ手はいない。だが、静寂が一番厄介な追跡者だ。
耳の奥で、さっきの流星の残響が鳴っている気がした。
不機嫌なダイオードを震わせて瞬いている。
追っ手はいない。だが、静寂が一番厄介な追跡者だ。
耳の奥で、さっきの流星の残響が鳴っている気がした。
「火を貸してくれ」
闇の切れ目から声がした。
使い古されたコートを羽織った、名もなき影。
俺は無言でライターを差し出す。
ジッポーの蓋が跳ねる音だけが、夜の静寂(しじま)を肯定した。
使い古されたコートを羽織った、名もなき影。
俺は無言でライターを差し出す。
ジッポーの蓋が跳ねる音だけが、夜の静寂(しじま)を肯定した。
「今夜は月が綺麗だな」
影が煙を吐き出しながら、皮肉げに笑う。
「ああ。だが、月ってのは太陽の光を借りて虚勢を張ってるだけの、冷たい石っころさ」
影が煙を吐き出しながら、皮肉げに笑う。
「ああ。だが、月ってのは太陽の光を借りて虚勢を張ってるだけの、冷たい石っころさ」
俺はコートの襟を立て、月明かりから逃げるように歩き出す。
影は追ってこない。
この街角じゃ、誰もが自分の影を背負うだけで精一杯だ。
影は追ってこない。
この街角じゃ、誰もが自分の影を背負うだけで精一杯だ。
靴音がリズムを刻む。
一歩ごとに、夜が深くなっていく。
月が俺の背中に、冷たい銀の弾丸を撃ち込んでいた_
一歩ごとに、夜が深くなっていく。
月が俺の背中に、冷たい銀の弾丸を撃ち込んでいた_


























