Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



灰の中から、羽撃(はばた)きを

ああ……視界が白く濁っていく。
これが、神の与えた「終わり」という名の罰なのでしょうか。
石畳に散った私の誇りは、泥に塗れ、
もはや、あの高潔な空を思い出す術もありません。
ですが、どうしたことでしょう。
あなたのその、震える指先が私の頬に触れた瞬間、
氷のように冷え切っていた胸の空洞が、
焼けるような熱を帯び、逆流し始めたのです。
神が定めた死を、私は今、真っ向から拒絶します。
救済などという、甘ったるい施しはいりません。
私は、あなたの流したその「涙」を理由に、
自らの足で、この地獄の底から立ち上がってみせましょう。
ご覧なさい、背中の古傷が咆哮(ほうこう)を上げています。
失ったはずの翼が、白銀ではなく、
あなたの情熱を映した「赫(あか)い炎」となって、
この夜を、残酷なまでに美しく焼き尽くそうとしています。
私は、もう二度と、あの方に膝を屈することはありません。
天界を捨てた私が、今、あなたの絶望の隣で、
真の「生」という名の奇跡を、この手で掴み取ったのです。
さあ、顔を上げてください。
夜明けを待つ必要などありません。
私が、あなたの「光」そのものになって、
この運命という名の牢獄を、共に踏み越えていきましょう。
蘇る魂に、もはや限界など存在しないのですから。

#日記広場:人生




Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.