〈ニコタ16周年に寄せて〉 わしはこの「にこっとたうん」へ来て、もう16年になる。もはやただの老いぼれじゃ。 当時の友や「さあくる」っちゅうところの仲間たちはもうみんな、遠い所へ逝ってしもうた。「たうん」もすっかりと様変わりしておるのお。かつて賑わいを見せておった「にふてい広場」も、時代の流れと共に、取り壊しとなったようじゃ。わしはそこで、のんびりとすごしておった。いや、ぶいぶいいわせておったんじゃ。 悲しいことじゃが、もうわしの居場所もなければ、わしを懐かしむ者もおらん。かといって、この「あかうんと」を終わらせる気にもまだなっておらん。ならばせめて移ろいゆくこの街の片隅で、街の発展を願いながら、皆さんの楽しい語らいを聞かせてくだされ… …わりとマジでこんな感覚です!