まず、マイルスのボックスセットをものすごい安価で購入しました。１９５０年代のマイルスの名盤の数々、なかなか１０枚をそろえるのは難しいですが、中には少々不調のどん底だった彼の演奏もそれなりに、感慨深い者があります。
次に購入したのが、クリフォード・ブラウンのボックスセット。
１９５３年から１９５６年とのブラウニーの演奏活動の全般にわたっているのが聞き応えあります。１９５３年の演奏では、音程もアドリブも不安定ですが、１９５６年の演奏ではまるで別人のようです。あまりにも短い生涯が惜しまれますね、１９５６年の演奏では、ブラウニーらしからぬ、まるでファッツ・ナバロの再来と言われた力強さに満ちています。それは、後のブッカー・リトルにつながっているように感じました。
２セットとも１０枚組で、もちろん、すでにＬＰで持っているのもあり、若干音色に難がありますが、演奏そのものは、すばらしいものばかりですね。