ジャズトランペッター
- 2012/05/15 21:37:27
マイルス・デイビスがジャズトランペッターのみならず、ジャズの代表的な存在ですが、1950年の終わりから1960年にはものすごいトランペッターがいました。豊かな音楽性で親しまれていた、クリフォード・ブラウンはドラムのマックス・ローチと最高のコンボを結成し、エマーシーに数多くの名演奏を残してくれています。でも、とっても残念なことに彼の演奏活動はわずか24才、1956年に交通事故でたたれてしまいます。クールな響きで、とっても優しい響きを聞かせてくれるのが、ケニー・ドーハムですね。ボサノバの名曲、ブルーボサは彼の曲ですが、リバーサイドにものすごくいい演奏が残されています。テクニックではない、歌心だね。リー・モーガンは、アート・ブレーキーと演奏しているデビュー当時の演奏が好きですね。若くはつらつとしている。クリフォードの再来とも言われたそうですが、スタイルはどうかな、少し荒っぽいかな。それと、フレディ・ハバードは少し後になりますが、エリック・ドルフィーの初リーダーアルバムに登場してきます。テクニック的にはかなりな水準。スタイルも現代的で洗練されていますね。でも、彗星のごとくあわれたのが、ブッカー・リトルですね。ぼくもトランペットを吹いていましたので、彼の演奏のすごさはよくわかります。タンクングの正確さ、驚異的なグリッサンド。そもそも、低域と高域を自由自在にものすごいスピードでしかも、音量もかなり大きく、はっきりとしていて、その音の美しさは、絶妙ですね。ウィントン・マルサリスの演奏はものすごいテクニックだと思いますが、彼ほどの強いアタックは聞かれないと思いますが。もし、彼がもう少しでも長く演奏活動できていれば、どれほどジャズシーンが変わっていたことでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=NHRwaXceIlU&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=6R6e_JWdNn0
ユーチューブで解説を書かれていたので参考までに、トランペットの順番は解説の通り、一番目はケニーで、途中からファッツに変わっています。少し元気ないですが、すばらしい演奏です。
ファッツ・ナヴァロという人も凄かったそうですね。
短命でガレスピーやクリフォード・ブラウンの間で隠れがちだけど。
CDで聴きましたが、迫力満点です。
もう活躍しているのかどうかわかりませんが、日本のフリージャズのトランペッターに近藤俊則さんがいましたが、彼が月刊「ジャズ」にクリフォードについて、ジャズトランペッターのお手本という記事があったことを覚えています。やっぱり、トランペットはかっこいいですね。
自分も、rihitoさんのおっしゃるように、クリフォード・ブラウンが最強だと思います。
rihitoさんほど、トランペットの演奏に詳しくありませんし 専門用語もわかりませんが
A Night at Birdland, Vol.1(Art Blakey & The Jazz Messengers)の中の
Once In A While というクリフォードがソロを取る曲があるんですが、自分みたいな素人が
聴いても ずば抜けたテクニックを持ってる人だと確信しました。
http://www.youtube.com/watch?v=UC9hQnnQ7Gw
サビ・溜め・早吹き(そういう言葉あるのかな?w)どれを取っても抜群ですね。
自分は、この曲を聴いてクリフォードのファンになりました。