JAZZの一枚
- 2011/07/26 22:14:30
投稿者：rihito
クラシックの雑誌で、孤島に持っていく一枚は何かという問いに、バッハのマタイを上げていました。確かにマタイ受難曲は、バッハの最高傑作ばかりでなく、クラシック界での最高の音楽であることに間違いはないでしょう。ベートーベンの第９番はどうか、難しいところですが、ことベートーベンに関して言えば、ピアノソナタの３２番や、弦楽四重奏の作品１３０番など、さらに進んだ境地がみえてきましす、シェーンベルクやシューベルトも、モーツァルトの魔笛や後期３交響曲、ブラームスの交響曲などざっと思い浮かびます。でも、マタイは特別な曲ですね。
それとは違いますが、JAZZの一枚はどうでしょうか。サッチモやレディ・デイかも知れないし、ブラウニーも代え難い存在ですね。もちろん、ファイブスポットのドルフィー、リトルの演奏は完璧にジャズの最高峰の一つですね。コルトレーンは、もち、トランジションですね。アイラーも決めかねるところありますが、ビレッジバンガードでしょうか。それらの重要なアルバムを越えて、ぼくの中に存在するのが、マイルス・デイビスの最高傑作というばかりか、ジャンルを越えてのすごさがありますね。今、聞き直しても鳥肌が立つような緊張感、そして複雑な音楽構成と、偶然のアドリブのすごさですね。
http://www.youtube.com/watch?v=vUVXMWOWaS8&feature=related
- コメント（3）
-
電化マイルスは俺様個人的にアガルタが一番好きだな、なんせピートが凄いし。この頃のフォームが好きだな。キーボードなんかいらんし、やっぱギターでしょ。がっつり８ビートのフォスターにオーソドックスだけど最高なフォーチュン、完璧で完全な演奏をしたピートコージー 神ですな。
コルトレーンの最高傑作は、やはり至上の愛になるかな～。
トランジションは大好きなアルバム。至上の愛をあっさり壊したアルバムだよね。
B面のスーツなんか演奏時間許せばもっともっとすごかっただろうな、ベースソロ抜けばいいのにｗ
コメントありがとう。確かに、ビッチェスブリューは遠慮っていう人多いですよ。その直前の In A Silent Wayを高く評価する人も多いですね。こちらは、その後のジャズシーンの新しい流れ、フィージョンの先駆けとなっていそうですね。ウェイン・ショーターなどのウェザーリポートやチックコリアのリターンツーフェエバーなどは、この世界の延長だと、本で読みました。（苦手な分野なのでよくわかりません）。Bitches Brewをぼくが理解している、なんてことは全くないです。ただ、なんとなく、いいだけですね。オリジナル輸入盤のＬＰを学生の時に買って、ものすごい衝撃を受けましたが、このリズムの重厚さ、２ドラムにパーカッション、エレピ４台かな、ベースがエレキとダブルベース、その上にマクラフリンのギター、バスクラが自由に泳ぎまくっている音の空間の中に、ピリピリと緊張感があふれていますね。この世界は、後のロスコーや一部のフリージャズに引き継がれていったのでは無いでしょうか。いや、マイルスのアルバムにしか聞くことはできないかも知れませんね。
いつもコメントありがとうございます。
Bitches Brewは、マイスルのアルバムの中でも難解すぎて自分には今でも理解しきれない部分が多数あります。
ただあの音のエネルギーと言うか、聴いていると音の塊がスピーカーから自分に向かってくるのは凄いですね。
唯一好きな曲は、ジョン・マクラフリンと言うギタリストのインスパイアされて作曲したという曲（本人も参加）は、
ギターのフレーズが好きで、その部分だけは時々聴いています。
マイスルと言う人は、本当にＪＡＺＺの生き字引のような方で（死んでますがｗ）懐の深さには圧倒されますね。