コルトレーンのブート
- 2011/04/25 21:57:17
コルトレーンが67年に亡くなってから、いまだにブートのライブ音源がでてくる。
マニアとしては、嬉しい限りです。
期待以上のもの期待以下のものたくさんありましたが、聴かずにはいられません(^_^;)
今年手に入れたのが、1960年6月のジャズギャラリーでのライブ。
60年のこれまでにライブ音源は、マイルスとのヨーロッパ、マイルス抜きでS・ゲッツと競演したの位しかない。
この頃のマイルスのもとでの演奏は、コルトレーンが生み出す画期的なもがマイルスバンドのおかげでの足かせになっている感がやはりある。
60年の9月は、ご存知の通りコルトレーンがエルビン、マッコイとの最初のレコーディングをアトランティックにした年でplays the blues,my favorite things,coltrane soundなどの画期的な大傑作を3日間で作っている。
さて肝心な、ジャズギャラリーのライブは、マッコイ、S・デイビス、そしてドラムはP・ラロッカの布陣で60年7月なのだ。
このアルバム1曲目のリベリアはなんと30分を越える大熱演で、コルトレーンは、もうすでにこんなにも、こんなにもすごい演奏をしている。
この頃はコード進行を2重構造にしてトーナリティをなくす手法に、61年のヴァンガードのエモーショナルに通じるところもあるし、途中でピアノレスにするコルトレーンの後期定番手法もやってるし、フラジオの使い方も画期的でした。
幸せですな
ジャズギャラリー音源ないので、スタジオ正式版のリベリア
http://www.youtube.com/watch?v=BxJtXDcbAOY
すげーなあ
ps,コルトレーンの全インタビュー集も発売された。
その中で、これまでの傑作は何ですか?って聞かれて、まだ傑作はできていないと答えている。
※65年のインタビューでだぜ
63年の正式ライブアットバードランドがあるけど、あれは3曲しかない。実はもっとたくさん録音されているんです、それがまだ発売されていない。
60年のライブ音源はマイルスとマイルスバンドのものしかなくて、いわゆる客演ものなのでコルトレーンの真実がわからないんです。
このライブはマッコイとS・デイビスがいるし、エルビンじゃないけどラロッカも超すげードラムなんでコルトレーンが色々チャレンジしてます。
リベリアの前半ソロだけで19分あります、61年ビレバンのチェイシンザトレーンが17分ですから、この当時からロングソロをとっていたのが分かります。長い長いソロはビレバンからだと思っていたので驚きました。※ブルースあるいはモードからって意味も当然あります。
ビレバンのライブなんて暗記してるくらい聴いてますよ
レコードもCDもビレバンだけど一杯あります、今ではコンプリートBOX1つで事足りるけどねw
コルトレーンはすごいんだ・・・
ブートがいまだに出て
それが感動を与えるんだから・・・・
コルトレーンは食事には・・・・?
熱い演奏は咀嚼にはむかないと思うな・・・
ロックで言うと、ジミヘンがコルトレーン、ビートルズがマイルスに該当するのかな?
自分は体調の良い時しかコルトレーンは、聴かない(バラードは別)ようにしてるんですが
じゅんた先輩はいつも良く聴かれるですか?
ビレバンのライブなんて、聴きながらご飯食べたらお腹壊しそうですww
P・ラロッカ、B・ヒギンズとやってるあたりも、さすがコルトレーンどう考えてもすごいでしょ
ブートなんで、正式版をきちんと聴いて興味をもってる人向けですな。
59年、60年、61年、64年、65年のコルトレーンは、数少ない天才ミュージシャンでも生涯の達成点になるような演奏をしている、まさに天才5人分なのだ。
これは年代こどに、創造、破壊、破壊、創造、破壊といえるのだ
紹介していただいた音源、やはり緊張感がすごいですね。
マッコイ、エルビン達との、鬼気迫るようなアドリブ そてもスリリングで
聴いていると引き込まれるようです。