Nicotto Town



あの雑多な感情のことについて。

あの人たちはもう死んじゃったかなぁ。あの人は青葉市子が好きだった。あの人は宮沢賢治が好きだった。私は好きなものがある限り人は死なないと思っていたし私は永久に年を取らないと思っていた。でも世界は私の思った形はしていなかったみたいだ。そういうことが続くと私は何一つ知らないんじゃないかと思う。&helli...


一人ぼっちになるために私たちはしゃべるのだ

タカコさん、しばらくぶりにお手紙します。
私は長いことひとりぼっちだったから、自分がひとりぼっちだなんて気づきませんでした。ずっとご飯は美味しかったし、見るもの全ては楽しかったし。人生にも満足していました。でもタカコさんがいろんなことを喋ったり、聞いたりするから、私は人生がわけがわからなくなってしま...


ないしょばなし

あのね、せんしゅう おとうさんが しんでしまったの。かなしくはないよ だっていしゃは 3年前から おとうさんがもたないって、いっていた。わたしはさいしょから かなしくなかった さいごまでおとうさんがいたくないなら こわくないなら しあわせなら じゅみょうがいっかげつでも さんねんでも 私はどちらでも...


隠れ家

もっと静かに息しなきゃ 見つかっちゃうよ、生きてることが、ばれちゃうよ
だからもっと 静かに足跡は残さないで 耳をふさいで 耳を澄まして
聞こえたら、刈り取りに来るよ感じたこと 楽しかったこと 考えたこと それらを罰しにくるよ
考えなかったこと 幸せじゃなかったこと 気づかなかったこと暴きに
だって...


知らないことのこと。

最近、もうすぐ死ぬことになっているAさんを見舞いに行っている。
Aさんは病名は伏すけどもうありていに言えば淵の病というやつで、医者の余命船側によればあと数か月ですともう1年以上前に言われていた。こういう余命の予告っていうのはあくまで中央値的な話らしくて、Aさんがこうして今生き延びているのも、ありうる...





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