小人のあてのない旅 (12)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/08/28 08:59:41
ミルは窓ぎわにあるでっぱりに立て膝で座り、窓に手をついて流れていく外の景色を眺めてた。
その都度、「あ、牛。」だの、「きれいな川~~。」だの、「おーきーくもーー。」だの、「うみーーーー!!」だのと言って楽しんでる。
二人で列車に乗り「あてのない旅」に出たんだ。
「あてのない旅」ってなんだろう?...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
ミルは窓ぎわにあるでっぱりに立て膝で座り、窓に手をついて流れていく外の景色を眺めてた。
その都度、「あ、牛。」だの、「きれいな川~~。」だの、「おーきーくもーー。」だの、「うみーーーー!!」だのと言って楽しんでる。
二人で列車に乗り「あてのない旅」に出たんだ。
「あてのない旅」ってなんだろう?...
このカテゴリーのところに「文化」っていうのはないのね。
まあ、いいや。
これ、アメリカというか、ニューヨークだけなんだけど、まあ、いいや。ニューヨーク以外の街でも、まあ、同じアメリカなので、似てるんじゃないかな?きっと、いろんな違いはあるかもだけど。
これから、留学する人や、駐在でアメリカに住む人な...
今日は昨夜の腹痛で、午前中はちょっと調子良くなくて、のんびり休日にしたの。んで、お昼頃に昨日食べたモッツァレラチーズとブリーチーズのどちらがおれのお腹に合わなかったのか、試したくて、たぶん、大丈夫だと予想したモッツァレラを食べてみる。やっぱり、その後何時間経っても、平気で、結果、ブリーがおれに合わな...
ミルが風邪をひいた。
彼女の場合、それが人間でいうところの「風邪」なのかわからないけど、せきをして、熱があって、汗をかいて布団の中でふうふう言ってる。
普段は高いからあまり買わない日本食材店で梅干しを買ってきて、おかゆを作った。
たまごとまぜて、梅干しを上にひとつぶのっけたおかゆ。
ミルはあ...
レコードプレイヤーからキース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」が流れている。
彼は相変わらずピアノを弾きながら唸り声をあげる。
小説を書く手をとめて、おれは彼のピアノと唸り声を聞いていた。
彼は自分の魂を指先に乗り移らせて即興でメロディをつむいでいくから唸り声がでてしまうんだろう。なんてことを...