秋とともに恋も去って行ってしまいました。木枯らしが胸に痛い毎日です。わたしたちが考えていたことは、なんてちっぽけなことだったのでしょうか。でも大切なことでした。冬の雨は冷たいですか。道端の木の葉がぬれて茶色に光っています。ひとりは嫌だと言いましたね。わたしだって同じです。でも日々は過ぎて行きます。こ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
秋とともに恋も去って行ってしまいました。木枯らしが胸に痛い毎日です。わたしたちが考えていたことは、なんてちっぽけなことだったのでしょうか。でも大切なことでした。冬の雨は冷たいですか。道端の木の葉がぬれて茶色に光っています。ひとりは嫌だと言いましたね。わたしだって同じです。でも日々は過ぎて行きます。こ...
子供の頃、ある場所を秘密基地と呼んでいた。大人になってもそんな考え方は変わるものではない、その趣味や志向によって秘密基地はどんどんと進化を続ける。そしてついに新たなる秘密基地を発見したのだ。私は思う、毎日そこへ行こう。死ぬ時もそこで死のう。最近、また仕事がイヤでイヤでたまらなくて。どうしてみんなあの...
夏祭りおはやしがピィヒョロロ~、ピィヒョロロ~トンビが青空飛んでいる。青空飛んでいる白い紙飛行機スィスィ~、スィスィ~白いヨットは風の中。風の中つよい台風ゴォ~ゴォ~、ゴォ~ゴォ~銭湯の火が力強く燃えている。力強く燃えている私の心メラメラ、メラメラと沸き立つ勇気は明日への元気。明日への元気はドンドコ...
今日は一段と涼しい日で、夕方に外を歩くのもちょうどいい夕涼みになった。近くの夏祭りに足を運ぶ、耳元ですれ違う人の振り子が鳴った。出店で買ったのか、背負われている子の手の中に狗の玩具がおさまっている。私もひとつ欲しくなり買った、狗と言うより猫みたいな顔でそれを見て私は笑った。巫女さんからお守りをもらい...
お七夜にまいらりょか紅強飯を蒸して 衣をきてお宮さんきっと この児をおまもりください
今ではもういない祖母が良く口ずさんでいた唄、あんまり変な唄なので子供心に祖母が作った唄かと思ってました。他にも風変わりな数え唄をいくつも口ずさんでいました、私は祖母と祖父と一緒にいる時間が多かったこともあり、今でも...