緑色の並木道がずっとつづいている、並木の上には空が見える。高い空、雲、ひとつもない。とても深いグレー色から、その空の色が顔を出す。自分が見ているいつもの空は、毎日違う顔をのぞかせる。道を歩いていると葉っぱの触れ合う音。かさかさと楽しそうなおしゃべりに聞こえるのは、私の気持ちがうれしいから。歩きすぎて...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
緑色の並木道がずっとつづいている、並木の上には空が見える。高い空、雲、ひとつもない。とても深いグレー色から、その空の色が顔を出す。自分が見ているいつもの空は、毎日違う顔をのぞかせる。道を歩いていると葉っぱの触れ合う音。かさかさと楽しそうなおしゃべりに聞こえるのは、私の気持ちがうれしいから。歩きすぎて...
曇りの朝、今にも泣きだしそうな空。雨に一日になって、そして今日もひとりきり。なぜこうなってしまったのか、あなたはわたしのそばにはいない。さよならははっきり言えなかったね、誰かに話したらスッキリするかな。ねぇ、そのわけを教えてよ。わたしの世界を凍らせたまま、本当に行かなくちゃいけなかったのかい。毎日自...
曇りの朝、今にも泣きだしそうな空。雨に一日になって、そして今日もひとりきり。なぜこうなってしまったのか、あなたはわたしのそばにはいない。さよならははっきり言えなかったね、誰かに話したらスッキリするかな。ねぇ、そのわけを教えてよ。わたしの世界を凍らせたまま、本当に行かなくちゃいけなかったのかい。毎日自...
たくさんある引き出しの中身を整理する、でも整理できない物もたくさんある。中でも手紙はそうだ。普通に挨拶だけのものや、意味ありげな言葉の不思議には今読んでも驚く。その中の一部をここで紹介する。
19の時の私はまだ子供で自分を不思議な子に見せるようにふるまっていたしそれが私の魅力だと思っていました
ひとりの時間が多い私は、自分をうれしくさせる小さな秘密を、見つけてはワクワクしている。その中には秘密と思わずに秘密としていることもあるし、とても大切な宝物のようだから秘密にしていることもある。ひとりの時間は、普段の自分とは別の自分と遊んだり、出会ったりする時間なのかも知れない。書斎のテーブルに鎮座す...