ウィンド越しに夕暮れの街が笑ってる。そして、最近状態のいい私も。いそいそと、いつもの店に出かける。汗をかいたビアグラスに隣にいる女の子の顔が映る、私は何気にポケットからコインを出してジュークボックスへ。ビールがカウンターに運ばれてきたときかかっていた音楽、もう一度最初から聞きたくなった。カンターの席...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
ウィンド越しに夕暮れの街が笑ってる。そして、最近状態のいい私も。いそいそと、いつもの店に出かける。汗をかいたビアグラスに隣にいる女の子の顔が映る、私は何気にポケットからコインを出してジュークボックスへ。ビールがカウンターに運ばれてきたときかかっていた音楽、もう一度最初から聞きたくなった。カンターの席...
洗濯は朝一番にする。かわいた空気の朝は、最初に洗濯だ。しかし、天気予報では曇り所により雨。のはずが、曇りからの・・晴れ。しかも、暑い。肩透かしをくらい、自分のシャツを洗濯機に放り込む。パジャマにティシャツ・・スイッチを入れる。カタッと音がして水の量が決まり、洗剤と今お気に入りの柔軟剤をセットする。我...
冷蔵庫から取り出された缶ビールは、外気に触れて小さな水滴をつけた。小さな水滴はやがて集約され大きな水滴になり、引力に逆らうように不規則な軌跡を描いてテーブルに達した。水滴は太陽が七色に分解して反射した。
梅雨だというのに、なんと蒸し暑いことか。梅雨あけしたのか、しないのか。帰り道の交差点前、花屋のマーガレットがきれいに見えた。そう、あの子はたしかマーガレットが好きだった。あの子の最後の言葉。あたしのことを忘れても、あたしの好きなマーガレットは時々思い出して・・だった。マーガレットをたくさん買いました...
アメリカンは少し大きめのカップ、ブレンドは少し小さめなカップ。店内は空いているがカウンター席に座ると、隣の婦人が「マスターあの人と別れたょ」の話が耳に入る。私も何度か見かけたことのある婦人、マスターはこの夫妻の知り合いで夫婦喧嘩の仲裁をよくしてたらしい。そういえば夫妻でコーヒーを飲んでたのを何度か見...