Nicotto Town



虚空のかけら

ひとつ拾えば ただの石
ふたつ拾えば やっぱり石
みっつめでようやく 宇宙のざわめきが聞こえた
──ポケットが裂けた 哲学者は額に深くしわを寄せ
詩人はノートを濡らし
犬だけが 軽やかにそれをくわえて走り去る 「これは虚空の残響だ!」
叫んでみたが 風に消え
聞いていたのは隣人だけ そ...

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瑠璃の空に浮かぶ点

瑠璃の空に浮かぶ点のように、
あなたの存在は、私の世界に一瞬のルミネセンスを放ち、
その後、静かに消えていった。 足音が遠ざかるたび、
私の心はまるで、
満月を隠した雲のように、
その光耀を追い続ける。 イカナイデ
その言葉は、
波間に消えた船のように、
もう届くことはない。 ただ、...

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デススト2で話題の

カトちゃんが歌いだす「いい湯だな♪」ノーマン・リーダスもビツクリw


無題

空気は甘く、重たく、肌にまとわりつく。 まるで誰かの吐息が、ずっと耳元に残っているような、そんな湿度。 風は吹いているのに、逃げ場がない。    それが、心地よくて、少し怖い。南の島の午後、果実の香りが空気に溶けて、 遠くで誰かが笑っている。&nbs...

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さよならの多重比喩(喪失の夜に)— 別バージョン

さよならは灯りの消えた窓辺に残る湯気のない紅茶のように静かに冷えていく
さよならは風のない夜に舞う落ち葉の記憶踏まれずに朽ちてゆく
さよならは言葉にならない言葉口にすれば崩れる雪のようにただ、手のひらで溶けていく
さよならは時計の針が止まったまま時を刻むふりをして誰にも気づかれずに過ぎていく
さよな...

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