小説『月と六ペンス』
- カテゴリ: 小説/詩
- 2020/08/15 14:17:11
サマセット・モーム 著『月と六ペンス』を読みました。
『新潮文庫の100冊』のラインナップを眺めていてタイトルのかっこよさに惹かれ購入してみました。
ロンドンに暮らす若い作家の男性が交流のある婦人から突如失踪した夫の捜索を依頼されパリに赴くという話で。
作家の回想譚というかたちで株式仲買人から40歳...
主に読書とか映画とかの感想です。
サマセット・モーム 著『月と六ペンス』を読みました。
『新潮文庫の100冊』のラインナップを眺めていてタイトルのかっこよさに惹かれ購入してみました。
ロンドンに暮らす若い作家の男性が交流のある婦人から突如失踪した夫の捜索を依頼されパリに赴くという話で。
作家の回想譚というかたちで株式仲買人から40歳...
石川淳 著『紫苑物語』を読みました。
新国立劇場で上演されたオペラの原作として本書を知り購入してみました。
古代の日本を舞台に都の歌の家に生まれながら弓矢の修練にのめりこみ地方へとくだった若者が岩山に仏を彫り続ける男性と得体のしれない可憐な美女に出会うという話で。
おおまかに言ってしまえばエキセン...
オルダス・ハクスリー 著『すばらしい新世界』を読みました。
コロナ感染の終息が見通せず不要な外出を控えがちな今日この頃雨が降りつづき気分も暗鬱となりがちな今日この頃いっそのことディストピアな物語でも読んでとことんまで堕ちた気分を味わうのもありかもと『一九八四年』と並んでディストピア小説の元祖とも評さ...
本谷有希子 著
『生きてるだけで、愛。』を読みました。
本書の前に読んだ
『愛のゆくえ』と一緒に
“愛”つながりで購入してみました。
本谷作品を読むのは
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』に続き
2作目です。
彼氏のアパートでヒモ暮らしをしている
情緒不安定で鬱持ちの女性が
...
リチャード・ブローティガン 著
『愛のゆくえ』を読みました。
意味深なタイトルと
あらすじの舞台設定に
なんとなく浮世離れしたものを感じとり
心惹かれ購入しました。
個人が個人自らのために書き上げた本を
保管するための図書館に勤務する男性が
絶世の美女であるパートナーの妊娠をきっかけに
2人で旅に出...