エデンと蛇。第一章 6
- カテゴリ: 自作小説
- 2021/03/07 15:10:29
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ゼータは想像力に富む。特に何か才能があるというわけではない。本もゲームもするが独創的な何かを作る。美々はゼータに小説を書かせてみた。意表を突いてくるが彼自身は語学力も弱く論理的でもない。だけど毎日違うものを書き続けるのだ。絵の才能も無いので漫画にもならない。彼は18歳の男だ。
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未来人の歴史 再度連載
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ゼータは想像力に富む。特に何か才能があるというわけではない。本もゲームもするが独創的な何かを作る。美々はゼータに小説を書かせてみた。意表を突いてくるが彼自身は語学力も弱く論理的でもない。だけど毎日違うものを書き続けるのだ。絵の才能も無いので漫画にもならない。彼は18歳の男だ。
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イプシロンは体育館に来ると大会に出るわけでもないのに練習をする。バク転、側転、バク宙。・・・慣らしの運動だ。イプシロンは運動神経が優れているらしい。初めてした卓球でも敵無しの実力だった。バスケットボールも自分の身体の一部のように操り、サッカーボールも身体の一部のように操る。子供の頃は無邪気な子...
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美々がそこを訪れた時、デルタという青年は叫ぶように上司のクリストフと議論していた。デルタ19歳。デルタ「Why are we here? 」何故僕たちはここにいるの?クリストフ「Because you guys are special」 君たちは特殊だからさこれは英語だ。
デルタ「您和我们有什...
3
彼女はガンマ。彼女の世界はこの部屋だけだ。黙々と数式を解いたり数式を作ったりしている。・・・美々もガンマには近づき難く。食事を持って行くと受け取って食べている。多少汚い身だしなみだが、歯は磨くし他に気をつける箇所はない。20歳と聞いている。
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分厚いコンクリートの個室にいるベータは楽譜を書いてはシンセサイザーで作曲していた。防音室は彼のために職員がこしらえた。彼は一度聞いた曲はどんな楽器でも再現できる。絶対音感を持っているのだ。コピーなら必要ないが作曲には感性が必要になる。美々はベータを中庭の桜のもとに連れて行った。木のベンチに座...