魔女のカーシャは風に乗り世界中を飛び回って来ましたが、
よる年なみには勝てなくて、
この頃では近くの街を行ったり来たりしてました。
お気に入りの黒い帽子に黒いマント、
人間には見えませんが、この頃さすがに飽きていました。
顔にもしわが増えて優しい顔になっていました。
今日も白い雲の間を飛びながら、た...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
魔女のカーシャは風に乗り世界中を飛び回って来ましたが、
よる年なみには勝てなくて、
この頃では近くの街を行ったり来たりしてました。
お気に入りの黒い帽子に黒いマント、
人間には見えませんが、この頃さすがに飽きていました。
顔にもしわが増えて優しい顔になっていました。
今日も白い雲の間を飛びながら、た...
ふと、泣きたい気持ちになった時、
今までは友達と本当に呼べる人が近くにいた。
そんな時は呼び出して酒でも飲みながらグダグダと愚痴をこぼしながら、
目に涙を浮かべながら話を聞いてもらう。
これは男でもたまにまれにある、そう私なんかはがそうなのだ。
そんな話他人にと思うかもしれないが気心の知れた友人だか...
ひみつの中に世界に一人しかいない私がいました。
みんなの知らない私・新しい私・古い私、
名前のない私・優しい私・優しくない私。
胸の奥のひみつの箱に入っているたくさんの私、
ひみつの箱を持っていいる。
自分の顔ばかり見ている夜、
誰かの写真にキスする夜、
自分で自分を抱きしめる夜。
胸が痛いので、...
私達は麒麟の間に入った。
この宿屋、外観は土蔵造りの建物で一昔前の日本家屋だったが。
部屋の中はやはり想像以上のものだった。
足が沈みそうなくらいの幾何学模様の分厚い絨毯が敷いて有り、
濃紺のシルクベルベットに銀系の刺繍を入れた豪華な室内履きが並べてあった。
目の前には簸の深いシルクベルベットの豪奢...
今日は最低最悪の日となった、
ロンドンに行っている彼女から手紙が届いた。
無しのつぶてで一年間何んの連絡もなく、
こちらから電話をかければ話し中、着信拒否だ。
だいたい想像はつくのだけれど、そんな彼女からの手紙。
けど一応読んで見た、
案の定、別れ話だ・・てゃ、それを飛ばしてサヨナラか~。
何んとも...