♪ニコッと時代劇 ~姫の巻物の巻~ 其の七♪
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/01/22 17:57:53
その頃紅は…
紅「城の周りには竹林があるが…。
ん?
一つの竹が光っているような…」
光りに近寄ってみると…
そこには密書を運ぶ旅女が!!
紅「おのれ!
うさぎ忍法の巻物を盗むとは、
そうか。
...
のほほんと暮らしています♪
その頃紅は…
紅「城の周りには竹林があるが…。
ん?
一つの竹が光っているような…」
光りに近寄ってみると…
そこには密書を運ぶ旅女が!!
紅「おのれ!
うさぎ忍法の巻物を盗むとは、
そうか。
...
映画は中学生の時に観たのですが、
絶対に原作がお勧めです。
特に第二章は衝撃を受けた記憶があり、
何度も読み返しました。
本の中に登場するハードカバーの装丁も子供心に魅かれるものでした。
紅と蒼は風のように走った。
紅「姫様の御命令故、心してかかるぞ、蒼。」
蒼「御意。私は江戸の町中を探してみます。」
紅「私は城の周りをもう一度探してみよう。
後ほど、姫様のもとへ。」
蒼「は!」
蒼は満月が光る中
一人江戸市中をひた走った。
蒼「…月光の輝き...
月詠「うさぎ忍法の巻物は月から持ってきたものでありんす。
それ故、満月に当たりますると巻物の中の人参が黄金に輝き出しまする。
月からの使者はその光を目安に、あちきしの所へ参るのでありんす。
姫様に預け、隠したつもりでありんした…。」
姫「…。
&...
姫「ここの櫓に上るの初めてじゃ。
吉原が全て見渡せるの。
…おお…
…月が奇麗じゃ。」
月詠「…。
…今宵は丁度満月の晩。
…姫様。
実はあちきしには、
心を許したうさぎ...