以来私は足繁く橋の下へと通った。 酒を少しずつ小瓶に移して持って行った。長居をせぬための工夫は私の身を案ずる息子夫婦への配慮でもあったが、酒瓶に残る酒を覗いて≪また次がある≫と思うことが楽しくもあった。 時たま留守にすることもあったが橋の下の家の主は大抵私より先に来ていた。決して愛想が良いとは言え...
以来私は足繁く橋の下へと通った。 酒を少しずつ小瓶に移して持って行った。長居をせぬための工夫は私の身を案ずる息子夫婦への配慮でもあったが、酒瓶に残る酒を覗いて≪また次がある≫と思うことが楽しくもあった。 時たま留守にすることもあったが橋の下の家の主は大抵私より先に来ていた。決して愛想が良いとは言え...
それから十日程、私は床に臥していた。夜露に濡れて呑んでいたのが災いしたのだろう。身体中がぎしぎしと軋むように痛んだ。寝たり起きたりを繰り返しているうちに、私はこのまま、ある朝突然、二度と起き上がれなくなるのではないかと思った。 まるでこれまでの生活を取り上げられるように─── 彼の言葉が、ふいに現...
こんばんは。みんな、起きてるかーいっ!(テンアゲ)
タイトルの通りですが、この度ワタクシ、サークルを設立しました。『ココロノトビラ』という、簡単に言うとメンタル系サークルです。
と言っても、門戸は広く浅く、ちょっとなんか寂しいなって時に寄ってもらえるようなサークルを目指してます。掲示板(鋭意作成中...
台風に備えてみんな外出を控えているのか、午後のスーパーは空いていた。梅シロップを漬けるので氷砂糖と、他食料をいろいろ買った後、お肉屋さんで豚バラブロック肉を買い、帰路にあるドラッグストアに寄った。旦那は何を買うのかと思ったら、この前から話していたアレと言う。
このところ、旦那はギターの練習を頑張っ...
その後の数日を、私はあの祭りの夜の余韻に浸って過ごした。 結局、彼女には何も尋ねることができなかった。彼にも同じであった。私もまた、何も尋ねられることはなかった。私達はただ、草の盃でゆっくりと酒を呑み、彼の吹く草笛の音に耳を傾けていた。冷たい川風が心地よくそよぎ、花火が終わり静寂が訪れる頃、落ち着...