Nicotto Town


モリバランノスケ


マングローブの森

今日は、いつになく、波が穏やかである。私はカヤックを、倉庫から取り出す。半年ぶりに使うので、傷んでいるところは無いかと、入念に点検した。大丈夫のようである。そして、白いサンゴ礁の上を海岸まで運び、渚に浮かべた。

ろを使って、少しづつに海へと漕ぎ出す。沖合へは出ない。海岸線から、それ程離れずに、...

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満月

その時、TIMEは夜の九時。私達は、ベランダに出て、夜空を見上げている。そこには、絵に描いたような満月が息づいていた。辺りの様子、お互いの姿形を、ハッキリと、識別出来るほどに、お月様の光によって照らされていた。

愛犬クリも、チョコンとお座りして、一緒に、まんまるに満ちた月を眺めている。彼が、シ...

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白い花

今、温室の中にいる。天井と壁面のガラスから柔らかな陽光が差込み、暦の上での、大寒とは思えぬ、暖かさである。私は、思はず(北の大地とはえらい違いだ)と、呟いていた。ここの住人(主人)の愉しげな表情を見て、一安心。

私は、大きな葉を青々と繁らせ、見事な房を実らせたミヤコバナナ(私の栽培するバナナの...

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マグカップ

白砂の海辺。雲一つない、真青な天空。耳を澄ますと、ここに在るのは、規則正しく、一定のリズムを奏でている、沖合と岸辺の間を、寄せては返す波の音だけだ。じっと目を閉じて聴いていると、不思議な世界に引き込まれる様だ。

無我夢中で、何かに没頭し何かをしている時、ふとした瞬間に訪れて来て、からだじゅうに...

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波の音

部屋の中が、明るくなり、目が覚めた。何時だろうか?。枕元の目覚まし時計を手元に引き寄せる。針は、5時30分を指している。いつものように、寝床状態で、シャリ−マクレーンのGoingWittinをアレンジした自己流瞑想法を行う。

カ−テンを開き、窓から外を眺める。キラキラと輝いている海。波間の彼方...

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