Nicotto Town



おそれ

いけない いけない
静かにしているこの水に手を触れてはいけない
まして石を投げ込んではいけない
一滴の水の微頭も
無益な千万の波動を費やすのだ
水の静けさを貴んで
静寂の値を量らなければいけない

貴女はその先を私に話してはいけない
貴女の今言おうとしている事は世の中の最大危険の一つだ
口から外へ出...

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白馬は、何を乗せて走る?

小説も終わり、久々にお題でもやろうかと思ったら、「理想のデート」だそうです。

ということで、冬のデートに行く気分でお読みくださいw



ようやく迎えた退社時間。電車に揺られて帰るだけ・・。

社屋を出たところで、メールが届いた。アイツからだ。

「社屋を左に曲がって、路地へ入れ」

何これ?言わ...

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星を盗む男のおまけ

昔からのウチのブログ読者様や、ブログをよく読んでいる人は気付いたかもしれません。

そう!この、名無しの2人の男は、以前よく出ていた旅する2人です。

今回の話は、あの2人の出会いの話になります。

主人公の時間軸を4つに分けると

①記憶喪失前 ②サラに拾われて成長、サラの仕事を手伝う③記憶を取り...

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考えてもしかたないこと

縛ること、繋ぐこと、奪うこと、待つこと

想像を超えて分かり合えると思っていたこと

自分が楽しいと、相手が楽しいと思っていたこと

自分が安らぐと、相手も安らぐと思っていたこと

グラスにひびがあって、水が漏れていることに気付かなかったこと

もしかしたら、とっくの昔に空になっていたから?

左か...

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星を盗む男 (下)

「おい本当か? とんでもない金になりそうなのか?」
男は、身を乗り出して聞いて来た。
本当に、自分の欲望にストレートな奴だ。
俺は、それには答えず。
「そこにあるイーゼルを担いで来てくれ」
それだけ、言うと絵を抱えて歩き出した。秋とはいえ、海はすぐそこ、夜の港は少し肌寒かった。
遠くに、街の明かりは...

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