本を読もうもっと本を読もうもっともっと本を読もう
書かれた文字だけが本ではない日の光、星の輝き、鳥の声、川の音だって、本なんだ。
ブナの林の静けさも、ハナミズキの白い花々も、おおきな孤独なけやきの木も、本だ。本でないものはない。世界というのは開かれた本で、その本は見えない言葉で書かれている。
ウ...
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書かれた文字だけが本ではない日の光、星の輝き、鳥の声、川の音だって、本なんだ。
ブナの林の静けさも、ハナミズキの白い花々も、おおきな孤独なけやきの木も、本だ。本でないものはない。世界というのは開かれた本で、その本は見えない言葉で書かれている。
ウ...
自分の住むところには自分で表札を出すにかぎる。
自分の寝泊まりする場所に他人のかけてくれる表札はいつもろくなことはない。
病院へ入院したら病室の名札には石垣りん様と様がついた。
旅館に泊っても部屋の外に名前は出ないがやがて焼き場の釜に入るととじた扉の上に石垣りん殿と札が下がるだろうその時私はこば...
人類は小さな球の上で眠り起きそして働きときどき火星に仲間を欲しがつたりする
火星人は小さな球の上で何をしているか 僕は知らない「或いはねりりし キリリし ハラハラしているか」しかしときどき地球に仲間を欲しがつたりするそれはまつたくたしかなことだ
万有引力とはひき合う孤独の力である
宇宙はひずんで...
いつものことだが電車は満員だった。そしていつものことだが若者と娘が腰を下ろしとしよりが立っていた。うつむいていた娘が立ってとしよりに席をゆずったそそくさととしよりが座った。礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。娘は座った。別のとしよりが娘の前に横あいから押されてきた。娘はうつむいた。しかし又立って席...