Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

深淵の中の蝶

第十九章
お互いの部屋を交互に行き来し、お互いに抱き締めあう日々が1か月は続いていた。彼も職場には復帰し、すっかりと桜も満開の時期を迎え、温かな日差しも増えて来た。そんな頃、私の髪の毛も随分と伸びてきた為に、悠さんの働く美容室にでも行ってみようかな、とふと思い始めていた。何処で働いているのかは私は知...

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深淵の中の蝶

第十八章
私は気が付くと、彼の髪を触っていた。「…?どうしたんすか?」…「あ、ごめんね…なんかつい撫でたくなっちゃった…」背後にいる彼の柔らかくもふんわりとした髪の毛を触りながら、そう答えた。「…ごめんね、少し髪の毛触らせて&he...

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深淵の中の蝶

第十七章
一頻り、彼との会話と煙草を楽しんだ後に、「お腹空いてきちゃったね…」…「そうっすね、一緒に鍋作りましょうか」…「そうだね」…「白菜と豚バラのミルフィーユ鍋っす」…「良いね、美味しそう」…「俺はなにをしたら良...

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深淵の中の蝶

第十六章
…?誰だろう、こんな時間に…不思議に思いながら「はい」とインターホンへと出る。モニターには悠さんが映っていた。「…あ、こんにちは、悠です」…「あっ、はい、今出ますね」そう彼へと伝えた後、玄関を開ける。「…こんにちは、すん...

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深淵の中の蝶


第十五章
私が目覚めたのは、すっかりと昼過ぎになっていた。ぼんやりとした頭の中で思い浮かぶのは悠さんの泣き顔…。相当辛いよね、なんて朧気に頭の中で思い出す情景。ベッドから起き上がり、ふらふらとキッチンへと向かい薬を飲んだ。…まだボーッとしている頭の中で…煙...

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