Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

煙の行方 第七章

第七章
彼の家へと歩き始めて10分程だったか、小さなアパートを指差し、「あれが僕の家だよ」とアパートの一室を教えてくれた。「寒いね」なんて言葉を交わし合いながら、彼の部屋の前まで来ていた。「温かい飲み物でも飲もう」そう言って、彼は私を部屋へと招き入れてくれた。一人暮らしにしてはやけに綺麗な部屋に驚い...

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煙の行方 第六章

第六章
友人と会って話をしてから時間はあっという間に3ヶ月は過ぎようとしていた頃、一切の連絡を取り合っていなかった彼から連絡が来ていた。「久しぶり、元気してる?」私はまた気分が堕ちてしまわないかと不安だったのだが、文字だけの世界、顔が見えない事もあり、大丈夫だろうと思い「元気だよ、瑠偉は?」そう返し...

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煙の行方 第五章

第五章
会う日取りも決まり、数年ぶりに会う事になった友人はとても元気そうに見えたが、人は負の感情を隠すものだと私は思っている。「いらっしゃい」そう私は満面の笑みで彼女と長い時間をかけお互いの「今」や「現状」等を話した。彼女も既婚者だという事もあり、話は弾みながらも段々と負の感情も出てきていた。人には...

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煙の行方 第四章

第四章
唐突に、彼からの連絡は途切れる事になっていたのだが、私は彼の事で頭が一杯にならない様に、自分の時間を楽しむ様になっていた。眠る前にふと彼が浮かぶのだが、薬のお陰もあってすんなりと眠る事が出来る様になっていた。彼から連絡が途切れて3週間が過ぎようとしていた頃、久しぶりに彼からの連絡が来ていた。...

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煙の行方 第三章

第三章
2週間程経った頃、彼から久しぶりに連絡が来ていた。耳鳴りの様子がずっと気掛かりだった私に彼は元気そうに連絡をくれた。「耳鳴りは大丈夫なの?」私が尋ねると、まだ少し違和感はあるらしいのだが、「大分良くなってるよ」そう伝えてくれた。原因はただの耳の痛みの様だった。ホッとしたと同時に煙草に火を点け...

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