雑貨屋で古いアルバムを買った。
フランス製の推定50年は過ぎているという代物だ、
ボロボロだけど未使用で当然写真は貼ってない。
なぜ買ったか、そんなのは気まぐれである。
ただ日本製にはない微妙な色合いで、
そこに招かれるように購入してしまった。
そういうときがあるんだょ、たまにね。
サイズはとても大...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
雑貨屋で古いアルバムを買った。
フランス製の推定50年は過ぎているという代物だ、
ボロボロだけど未使用で当然写真は貼ってない。
なぜ買ったか、そんなのは気まぐれである。
ただ日本製にはない微妙な色合いで、
そこに招かれるように購入してしまった。
そういうときがあるんだょ、たまにね。
サイズはとても大...
赤いタチアオイが、
温室の中で深緑色に鮮やかに。
今は冬、
でも夏の花がここにある。
いたずらといえばいたずら、
季節の忘れ物。
愛は、どうだ。
あるひと言で、グッときて。
不覚にも泣きそうになった、泣くな。
涙ょ、とまれ。
愛なんて、知ってるわけじゃないけれど。
何も、知ってるわけじゃない。
私た...
コインをセットしてハンドルを回すと、
カプセルに入った玩具をゲット。
誰もが一度は試したことのある「ガチャガチャ」が、
また大人を巻き込んで密かなブームなのだ。
年々ディティールの精密さが際立っカプセルトイ、
ユニークなネーミングに洒落の利いたフォルムが目をひく。
その名も「パンダの穴」、
穴とは・...
私は本当は、
みんなが思っているほど強くない。
私は本当は、
みんなが思っているほど弱くない。
私はたぶん、
みんなが思っているもののようなものじゃない。
私たちはたぶん、
私たちが思っているようなものじゃない。
いじわるで、 かわいくて、 つめたくて、 やさしくて、
きよわで、 かなしくて...
まわりはそんな感じだった。
「あれは、何なの、光の孔?」
「時間の出口だょ、あんたもお母さんもあのひとつの孔からここへ来たんだ」
「じゃ、ビビや友達みんなの時間もここにあるわけ」
「そうだょみんな別々の時間を持っている、近くに行ってみようか?。
ビビちゃんがあなたの夢を見ているかもしれない、
夢見る...