Nicotto Town



田付たつ子とパリのエッセイ

田付たつ子(辰子)をご存知の方はまずいらっしゃらないでしょう。
外交官の娘で3歳からパリで暮らし、外務省情文局に入り、
吉田茂の下で松方コレクション返還等に尽力した『官僚』です。

彼女は1950年代、パリの思い出を4冊のエッセイにまとめています。
『パリの甃』『パリの俄雨』『パリの雀』『パリの残雪...

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小粋な立ち食いNo.1 は何かしら?

地元で開かれる大規模なバザーを半日見学。
陶器市に植木市にフリマにイベントに……目が回る、人に酔う。

食べ物のテントの多いこと多いこと。
定番にB級グルメに特産系、あらゆる食べ物が揃ってます。
ソフトクリームの売り上げが好調だったみたい。

「人を小粋に見せる立ち食い食...

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好きな5人(文庫本の表紙描き)

1、真鍋博

星新一の諸作、創元推理文庫(旧)レンズマンシリーズ等のイラストが印象的。
当時「21世紀」というものはこういうものだと思わせてくれた未来都市のデザイン、
画面構成にはカンディンスキー的な抽象絵画的要素も満載。

2、生頼範義

貴方はドラクロアですかい! と突っ込みたくなるような重厚な...

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インコはグラニュー糖の雨音に耳を傾ける

マリオ君はジャズ歌手の女店主が営む喫茶店の看板鳥でした。
店主の車で共にご出勤なさる賢い緑のナミセキセイ。
客がいないときは私がせがんで籠から外へ、店内で一緒に遊びました。

彼が大好きだったのはグラニュー糖シャワー。
まずはシュガーポットに歩み寄り、木の蓋を外そうとする。
重たいから取れない。こっ...

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好きな5冊(海外SF長編)

1、虎よ、虎よ! (アルフレッド・ベスター)

世界に見捨てられた男が自分を救済し、時空を超えた復讐を成就させる凄い物語。
映像化の話も何度か出たそうですが、それはやめてほしい。幻滅必至。
ガジェットに悪趣味な冗談、バカバカしいアイデアと不条理とスピード、
全てが渾然となって結末のカタルシスが訪れ涙...

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