人は
相手の自分に似ているところ 好きなところを
選択的に見て近づき
似てないところ 嫌いなところを
選択的に見て 離れていく
どちらの時も相手は同じだったのに
好きになるために自分をだまし
嫌いになるために自分をだましている
恋をしないように努めることもできるし
恋をするように自分をしむけ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
人は
相手の自分に似ているところ 好きなところを
選択的に見て近づき
似てないところ 嫌いなところを
選択的に見て 離れていく
どちらの時も相手は同じだったのに
好きになるために自分をだまし
嫌いになるために自分をだましている
恋をしないように努めることもできるし
恋をするように自分をしむけ...
まだ銀座に路面電車が走っていた頃、
軌道には石英の光る花崗岩を甃きつめてあった。
窓の外を眺めると西欧風の棟飾りや破風、
アカンサスという植物を様式化した柱頭が並んでる。
それら石構造の建物は子供の目に途方もなく大きく見えた。
京橋から日本橋へ向かう辺りの、
整然とビルディングが立ち並ぶ風景がとても...
私の悪友の名前は、草一である。
草と言う漢字には病的な美しさを感じる、
コイツも男なのに綺麗な顔にスタイルも抜群である。
名は体を表すというが、まさにコイツの事かも知れない。
夜半、月夜に光る草の生々しい妖しさと言ったらない。
草一と言う名、実は竹久夢二の息子もその名前である。
親が夢二ファンと言う...
かわいいものを見てしまった。
さっき、帰りの電車の中で。
ホームにおりても心はウキウキ、
子供の手がプクプクで、
思わず声かけて触っちゃいました。
足も、小さな指も、
まあるい指は豆粒のようだった。
わたしをみて笑った、
すごいね、すごいぞ。
別れ際にバイバイした、
かわいいね。
ドキドキする? 、
かわいいと思う? 、
でもそれは恋じゃない。
好きだって? 、
近づきたい? 、
でもそれは愛じゃない。
恋でもなく愛でもない、
それはただのものめずらしさ。
なれればわかるよ。