Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

耳栓

ひさしぶりに電車にのる。
車内がくるさい。
街中もざわめきがきになる。
耳栓をする。
多少はましだ。
美術館についた。
ここでも耳栓をしていた。
だがすいていたので
しなくてもよかったかもしれない。
美術館はひとりでゆくものだと思う。
というか、わたしはひとりでないと
絵にむかえない。
絵と対話がで...

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夢で人と会う

夢のなかで、だれかとあっている。
それで、現実には、だれともあわなくても
帳尻をあわせているみたいだ。
だれとも、というのは、
親しい誰とも、という意味だ。
夢のなかのわたしは、よく人とあっている。
語らっている。
それだけで十分になっている。

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村上春樹かなあ。

このあいだやっと読んだ
村上春樹かな、最近だと。
『色彩をもたない多崎つくると彼の巡礼の年』。
読むまえにきいていた前評判は、いまいちだという意見が
結構あったけれど、まあよかった。
ところで、なんで、村上春樹をよんでいる人は
ファッションで読んでるだけだというアンチ意見があるんだろ?
なかにはいる...

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ソバナ、ツリガネニンジン…

今日も天気雨がぱらついた。
日差しが照りつけるようなのに、
雨が斜めに降っている。
撮影かなにかのようだとも思う。
違和。

小さな空き地で、ツリガネニンジン、いや、ソバナが咲いているのをみつけた。
わたしはこの花たちを、どうしてこんなに好きなのだろう。
紫いろの、釣鐘のかたちの小さな花を、眼にした...

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狐の嫁入り

今日は、とても暑く、晴れていた。
外をまわっていたら、
腕に水が一滴。
エアコンか、蝉か。
いや、雨だった。
天気雨、狐の嫁入り。
こんなに晴れているのに。
上にかかっている雲も、雨雲のようにはみえない。
ここまで
天気雨という表現がぴったりの
雨はめずらしい。
日常が非日常になる。
しらない場所に...

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