自分の行く先をとても深く 深く知ろうとするその行為は白い黄昏時に電気も付けない床の上で歩き続けた素足の匂いをかいでしまうくらいに意味がなくそして危険な行為なのだということを私は知っている
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
自分の行く先をとても深く 深く知ろうとするその行為は白い黄昏時に電気も付けない床の上で歩き続けた素足の匂いをかいでしまうくらいに意味がなくそして危険な行為なのだということを私は知っている
あのねのね内緒の話はあのねのねこの話は絶対に内緒です大きな声では絶対に言えませんだから文字にしてお伝えします大きな文字ではお伝え出来ないのでなるべく小さな文字でそっとお伝えしますこのたび私事ではありますがとてつもない快楽に浸っておりますそれは秘密の菓子なるものの発売を聴いてしまったのです手のひらに乗...
恋とは素潜りのようなものだと彼は言う、
その彼氏は不倫をしている、私はと言えば誰ともつきあってはいない。
きっと恋には自分の年齢に見合った水深のようなものがあって、
若いころの水深はとても浅く足の膝が隠れるのがやっとの浅瀬。
そこでビーチボールやフリスビーなどで遊ぶのが何より楽しい、
気が向けば砂浜...
何でもないよと何でもないようにあなたが言うからあなたを愛してる私は信じる以外に道はなくだからあなたのそばから近すぎないように離れ過ぎないようにひっそりとよりそっている
私の心の持つ寂しさはあなたの心の持つ寂しさとどのように違うのでしょうかそしてどのように同じなのでしょうか汲めどつきない流れのようにひとの思いは果てがなくどこまで心が近づけば安心するのかと思いますただつよく抱きしめてくださればすむことなのです